在宅医療とは | ひのでクリニック

在宅医療

当院が目指す
在宅医療のありかた

「在宅医療」とは、通院が困難で自宅や施設での療養を希望する患者様に対し、医師や看護師が患者様宅を訪問して診察や看護を行います。体調が不安定なときには24時間体制で対応を行います。住み慣れた自宅でリラックスしながら、生活中心の医療を受けることができるのが患者様にとっての大きなメリットです。また、いつでも体調について相談でき、必要なときは診察を受けることができるので不安なく生活をできるとのお声もいただきます。入院していた方が在宅医療に切り替えると、表情が穏やかになり、笑顔が増えることもあります。些細な変化にも気づきやすく、早めの対処が可能になります。自宅で使用している医療機器の設定・調整などに関するアドバイスも行いながら生活をサポートします。

在宅医療対象について

当院の一番の特徴としては、小児から高齢者まで、0歳から100歳まですべての年代の方を対象とした在宅医療を提供している点です。

たとえば脳梗塞や脳出血が原因で通院できない人や、がん末期のため「抗がん剤や手術など積極的な治療はせずに痛みなどの症状をできる限り和らげながら自宅で療養したい」という人、年齢を重ねることで足腰が弱ってしまった人、神経難病のALSや筋ジストロフィーに罹患している人、寝たきりの人などが対象となります。

大人の患者様

  • 寝たきり状態の方
  • 要介護度が高い方
  • ひとりで通院できない( 付き添いが必要)方
  • 体調面から通院するのが大変な方
  • がんなどの病気があり医療が必要で、できる限り自宅で生活したい方
  • 自宅看取りを希望している方
  • 難病などによる入院の頻度を減らすため、日々の体調を管理したい方など

子どもの患者様

  • NICUや急性期病院から自宅に退院し、継続的な医療ケアを必要としている方
  • 生まれながらの病気をおもちの方
  • 新生児仮死
  • 低出生体重児
  • 18トリソミーや13トリソミーなどの染色体異常
  • 遺伝子に変化を伴う症候群
  • 筋ジストロフィー
  • 先天性ミオパチー
  • 病気や交通外傷や事故による脊髄損傷などにより医療的ケアが必要になった方など

在宅医療現場を知るために
現場の声をお聴きください

患者様のご家族からいただいた
声のご紹介

がん患者様のご家族より

本人が自宅に帰りたいと強く希望したので、連れて帰ることにしましたが、不安が強かったです。がんによる痛みで痛み止めを処方されていましたが、それでも痛みが強かったです。痛いと何もできず、辛そうでした。自宅に帰って痛み止めを調節してもらうと、痛みも感じることが減り、過ごしやすくなりました。本人も痛みがなくなると食事量も増えましたし、他に困ることもなく穏やかに過ごしました。家で過ごすことができて本当に良かったと思います。

がん患者様のご家族より

何かあったら、電話で相談できるし、調子が悪いときは診察に来てくれることで、とても安心して生活ができています。病院受診のときには、次の患者さんが控えているのでなかなか聞けないことも、自宅なら聞きやすいです。

がん患者様のご家族より

病院に連れて行くのが大変で、待ち時間も長く通院はとても大変でした。診察に来てくれることで、通院の負担が減りとても楽になりました。

重症心身障害児患者様のお母さまより

訪問診療を受けるようになってよかったことは、熱が出たときに、訪問診療を受けるまでは私一人では車椅子に載せて、受診させられないので夫が仕事が終わるのを待って、そこから病院に連れて行っていました。連れて行くのに時間がかかりましたし、受診に行っても、そこから、診察までの時間、検査と時間がかかっていました。在宅医療を受けるようになってから、連絡をしたら、診察に来てもらえるし、病院に受診していたときよりもかなり短い時間で治療をしてもらえるようになりました。病院の外来では次の患者さんが待っていると思うとなかなか質問もできないままということもたくさんありました。訪問診療では、2週間に1回で相談できますし、いそぎのときは電話でも相談ができて、とても助かっています。必要なときはいつでも診察してもらえるという安心感が、生活をする上でとても大きいです。訪問診療で、自宅での処置方法についても相談をさせてもらって、処置もシンプルになりました。

重症心身障害児者のお母さまからの声

夫婦で診療をうけた患者様のご家族より

夫婦で診療していただいていました。両親ともに通院が大変で、自宅で診察してもらえるのがとても助かりました。ケアマネジャーさんや施設とも連絡をとってもらえて、療養場所や日常生活についても相談させてもらえて、助かりました。体調が悪いときは家族としても不安でしたが、電話で相談できる、診察も追加で来てもらえる安心感が大きかったです。

小児がん患者様のご家族より

自宅で痛いのを見ていることがつらかったですので、自宅に訪問していただき、そのときに適切な治療をおこなってくれたのでとても助かりました。訪問診療を行っていただいたおかげで、家族の思いやこうしてあげたいといった考えの通りに過ごすことができました。状態が悪いときはほぼ毎日のように診察に来てもらって、薬の調整をしてもらいました。訪問診療を受けることができたおかげで、最期まで自宅で過ごすことができました、ありがとうございました。

小児患者様のご家族より

訪問診療を受けて胃瘻交換や、予防接種・ワクチンを自宅で受けられるのがとても助かっています。訪問診療を受ける前はかかりつけの病院では物品をもらっていました。そのときは受診のときに、物品をもらうのですが、物品も一か所でもらえなかったので病院の中で移動に時間と労力がかかっていました。物品が出てくるのにも時間がかかるし、娘はなかなかじっと待つことができないので、そういった待ち時間がほとんどなくなったのがありがたいです。自宅で治療をお願いすることができるようになったので、ちょっとした入院がなくなりました。

入院中はストレスで機嫌が悪くなって精神的にも荒れること多いので、入院しないで治療ができるので助かっています。困ったときにいつでもお願いできるので安心感があります。病院受診のときは学校を早退したり、休んだりしないといけず、母一人で連れて行って受診するのが難しいです。受診頻度は、新生児科を卒業したこともありますが、月3回くらいだったのが、2か月に1回に減りました。胃瘻の交換も自宅でしてもらえるようになりましたが、病院で交換していたときは、胃瘻交換の処置ために2時間も待つことがありましたが、そういったことがなくなりました。

声

患者様のご家族より

医療的ケアが必要で体調も崩しやすく入退院も頻回だった娘ですが、在宅医療介入により、容体が悪化しきる前に診察をしてもらうことで悪化することが減りました。入院生活ではなく自宅にいながら病院と同じ治療を受けることができるようになり、助かっています。入院することがなくなり、家族で過ごせる時間が増えたことが嬉しいです。これからも多職種のスタッフに関わっていただけると心強いです。

声 声 声
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現場のスタッフより
求職をお考えの方に――。

近年、在宅医療に対する需要が高まっています。私たちは自宅での生活の仕方にに正解や間違いはないと思っています。患者さまの数だけ在宅医療のあり方があると考えています。私たちは患者さまとそのご家族の状況やご希望を伺ったうえで、希望する生活や過ごし方にできるだけ沿えるように医療を通してサポートしていきたいと考えています。

患者さまの生活を支える医療ですから、大変なことも多いのは事実です。しかしながら、患者さまやそのご家族からいただける「楽になった!」という嬉しい声をいただくたびに、やってて良かったと思い日々の活力になっています。ひのでクリニックの求人にご応募いただく前に、まずは私たちの理想とする在宅医療のカタチと、そのあり方をご理解いただきたいと思っています。 同じ目線で一緒に活動できる方のご応募をお待ちしています。

ひのでクリニック

一般内科/呼吸器内科/小児科/心療内科

TEL:082-236-7310

FAX :082-236-8310

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